様々な分野になかには、
その分野の活動にとどまらず、
時代を席巻している人たちが
存在していると思います。
そういった方々は、
派手な立ち振る舞いや、
過激な発言などで、
常に世の中に話題を振りまいて
目立つ存在となっています。
大勢の人たちに囲まれて、
端からはカリスマ的な求心力を
持っているように見え、
芸能人のように振る舞っている
そういった人たちは、
大まかに2つのタイプに
分けられると思います。
1つは、たいした
バックグラウンドもないのに、
表に出て来ない団体や
人物にプロデュースされて
動かされている人。
もう1つは、しっかりとした
下積みや真の実力を持っていて、
周囲から正当に評価され、
本当に自ら輝いている人。
どちらが本物かは言うに及ばずですよね。
メッキは必ず剥げますし、
無垢なものは、磨けば磨くほど
さらに輝きを増していきます。
そして私は、そんな本当の実力を
有していながら、人もうらやむような
輝きを発している人々に
とても憧れを持っています。
能ある鷹は爪を隠すといいますが、
私は爪を出しまくるのも
それはそれで良いのではと思っています。
ここ最近の音楽業界にも
同じようなことを感じていて、
私は中学校から三十代前半まで
割とまじめに音楽に取り組んできた
経験があるので、一般の人たちよりは
ほんの少しだけ音楽を音楽として
評価することができると
思っているのですが、
さしたる実力もなく、
祭り上げられて出てきて
アーティストなどと呼ばれている
人たちが多いと感じています。
そんな中、最近ちょっと注目している
本物を感じさせる人たちがいます。
それは、「和楽器バンド」という
バンドなんですが、もう既にわりと
有名なのかもしれませんが、
私はつい最近Youtube動画を見ていて、
知ることとなりました。
見た目はド派手で、和風ビジュアル系
というかコスプレ系というような
出で立ちで、ボカロのカバーを
和洋折衷なアレンジでやっていて、
最初は、内容のない今風かなと
思っていたのですが、良く聞くと、
結構考えられたアレンジがなされていて、
メンバー各自のテクニックもあるし、
意外と良いのではと思えてきました。
それで興味が湧いて、
少し調べてみると、ボーカルと尺八、
それに箏の3人はこのバンドとは別に
以前から「華風月」というユニットを
組んでいて、それぞれにしっかりとした
邦楽のバックグラウンドがあって、
若いのに素晴らしい演奏力を
持っていることが分かりました。
メジャーデビューするために
ボカロのカバーというところで
最初はやっていたのかも知れませんが、
最近はオリジナル曲も少しずつ
発表してきているみたいで、
この先が楽しみな感じです。
もちろんどこかのプロモーションを
受けているのだとは思いますが、
彼らには、メッキではない
無垢な輝きを感じますし、
世界に通用するような
コンセプトと実力を持っていると
私は思っています。
そして、
あのような活躍ができている
彼らにとても憧れを感じています。