普段の生活や仕事などで、
何か困難なことに直面し、
その壁をのり越えなければならないときに
「無の境地」になって克服するといった
ことがよく言われますよね。
簡単に言ってしまえば、
頭の中の邪念を取払い、心を無にした時こそ、
自ずと道は開かれる。みたいなことかなって
私は解釈するのですが、
実際に頭の中を無に出来る人っています?
何もしないでボーッとしているときでさえ、
何かが頭をよぎっているときが
多いような気がします。
それでは、1つのことだけを考え続ける
というのはどうでしょうか?
これも無理にやろうとしても、
なかなか出来ることではないですよね。
1つのことだけを考えようと思っていること
自体がすでに別のことを考えていることになる
みたいな感じで・・・
でも、何かに没頭して取り組んでいる時などは、
自然に1つのことだけを考えている状態に
なっていることも、あるのではないかと思います。
これがいわゆる「集中力」というものだと
思うんですけど、歴史的に見ても、
何かを成し遂げている「成功者」は
この「集中力」が尋常じゃないみたいですね。
有名な発明家のエジソンは、
60時間もの長時間にわたって、
1つのことを考え続けるといったことも
普通にあったそうです。
ビジネスにおいても、この「集中力」というものが、
成功するための大きな秘訣であるということは、
間違いないように思えます。
でも我々凡人は、なかなか一朝一夕では、
優れた集中力を養うことは困難なような気がします。
私もそんな人に自慢できるほどの
集中力がある訳でもないですけど、
自分の経験から、集中力の付け方を
少し書いてみたいと思います。
強い集中力は強い精神力に関わっている
ということは疑いのないところですよね。
で、その精神力を強化する一番の近道は
何かと言うと、ズバリ、身体を鍛えることです。
要するに、この平成の世の中では
もはや死語となってしまった、
昭和の遺物「スポ根」ですよ「スポ根」。
「巨人の星」「エースをねらえ」
「空手バカ一代」の世界です。
身体を鍛えることは精神力強化に対して
とても効果が高いうえに、とても簡単にできます。
それに当たり前ですが、身体も鍛えられ、
逞しく美しいボディももれなく付いてくるという、
一石二鳥の精神鍛錬法と言えますね。
今まで全然、運動をして来なかった人は、
気軽に近所をウオーキングするのが、
良いのではないかと思います。
最初は30分位からで良いと思いますが、
少しずつ歩く距離、時間を延ばしていって、
慣れてきたらジョギングに切り替えたり、
プラス、家で腕立てや腹筋などの筋トレしたり、
とにかく同じことを繰り返すのではなく
一歩一歩レベルを上げていくことが大切です。
それなりに体力が向上してきたら、
テニスでもサッカーでもダンスでも
いわゆるスポーツを始めるのが良いですね。
何かを上達したいといった目標は
身体を鍛える大きな目標となりますので、
単純な筋トレとかジョギングより
モチベーションを維持出来ますし、
なにより楽しいです。
私の場合は、クライミングや
ウインドサーフィンなどなんですが、
自然を相手にするスポーツなので、
この1動作に失敗すると、ただでは済まされない
といったシチュエーションとなることが
度々あるので、その瞬間に向ける集中力は
ハンパじゃないです。
こんなときは本当に1つのことだけしか
考えていませんね。
強制的に集中させられます。
そうやって、身体を鍛えることに
親しんできたあなたは、
いつしか、以前とは全く違った
心身ともに鍛え上がった自分に気が付くはずです。
そして、その頃には、
生活や仕事に張りができ、
人生全てにおいて自信がみなぎり、
常にポジティブな思考が出来るように
なっているはずです。
人からの見られ方も変わりますよ。