私はウインドサーフィンという
水の上を風の力だけで
疾走するスポーツをやっています。
本格的に始めて、
9年ほど経つのですが、
このスポーツは本当に難しくて、
沖に向って走っていってターンして、
再び出たところへ一度も沈せずに
戻ってくるという基本的なことが
出来るようになるまで、
私は5年かかりました。
その5年のあいだにも、
越えるべき壁がいくつも
立ちはだかってくるのですが、
その壁を1つ1つ越えていくと
少しずつ自分が上達していくのが
実感できる訳で、
その過程が辛いながらも楽しくて、
何とか続けて来れたのだと思います。
でも、その上達する過程において、
もうひとつの重要なファクターが
実は存在しています。
それは何かと言うと「道具」です。
ウインドサーフィンはスキーやボード、
カヌーやヨットなどと同じく
道具を操るスポーツの部類に入ります。
私自身、
目に見えて上達するタイミングには、
必ずと言っていいほど、
道具の恩恵があったと思います。
ウインドサーフィンの道具といえば
基本的に水上を走るボードと
風を推進力に変えるセイルなのですが、
これが結構高額で、新品を全て
揃えることはとても大変なことです。
特に初心者は新品の道具を買ったところで、
あっという間に壊してしまいますし、
マインド的にも高額の道具は買い難いので、
大抵の場合、安くて型遅れの
中古品を買うことになります。
でも、本当のところを言えば、
短期で上達したいと思ったら、
お金のことは別として、
最初から一流メーカーの最新モデルを
揃えた方が断然良いと思います。
私の経験からすると、最新で一流の
道具を使ったら、今まで出来なかったことが
何だったんだろうと思うほど、
簡単に出来てしまうことが多々あります。
それに単純にモチベーションが違いますね。
もう既に上級者の人は古い道具でも
上手に乗っていたんだから、
自分も昔の道具を使いこなさなければ
本当に上手くなったとは言えないと
考える人もいるようですが、
私にはそんなストイックな
考え方はありません。
とにかく、今ある最高の道具を使って
最短最速で上達し、さらにその先を
どんどん進めばいいと思っています。
私も本当に道具には苦労しました。
昔、ヘタクソだった頃の自分を
今から考えると、よくあんな道具に
乗っていたなと思いますね。
そして、道具の効果を実感したときから
無理をしてでもいいものを
使うようにしています。
ウインドサーフィンの専門誌に
「テクニックは買えないが、道具は買える」
というショップ広告のキャッチが
ありましたが、まさにその通りだと
思いましたね。
道具を使うスポーツにおいて、
テクニックと道具はクルマの
両輪のようなもので、
どちらか一方がダメだったら
まともに走ることができない
ということですね。
この理屈は他の色々な分野でも
同じことが言える場合が
あるのではないかと思います。
ネットビジネスでも同じような
ことが言えて、高いマインドと
本物のノウハウ、このどちらが
欠けても高い成果は望めないのでは
ないでしょうか。
本当に成功したいと思うのであれば
本物を得るための本気の投資をする
ということは、あたりまえの
ことのような気がします。