強制的に人が変わってしまう経験の件

あなたは、極限状態という
事態に陥ったことはありますか?
比喩的なことではなくて、
本当に生きるか死ぬかの狭間を
行ったり来たりしながら、
なんとか生還することができた
といったような経験です。

人間はそのような経験をすると、
今までの自分とは違った自分になるというか、
人生観が変わってしまうというか、
脳細胞レベルで深く何かが
刻み込まれるようです。

その経験の種類によっては、
トラウマとなってしまい
PTSDなどの病気になってしまう
こともありますが、
逆に少しぐらいの苦難は
何とも思わなくなる強靭な
精神力を身につけることもあります。

それどころか、辛いことを
率先してやることを望んだり、
更なる極限状態へ自ら飛びこんでいったりと、
一般の人からすると頭がおかしいのではと
思われることもあります。

私は18歳の頃から登山を始めて、
22歳からロッククライミングを
やりだしたのですが、
クライマーという人種は
まさにそんな人が多く、
ある、有名日本人クライマーの方などは、
私も同席したある飲み会の席で、
生きるか死ぬか確率が50:50くらいでないと、
本気の行動ができないとまで
おっしゃっていました。

そんな発言を聞くと、
普通は、命を粗末に考えているとか、
そんなことやってるから遭難するんだ。
救助する側の迷惑も考えろ。とか、
批判的な意見が多数を占めるかもしれません。

実際にその飲み会の席でも、
そんな意見を述べる方が
いらっしゃいましたが、
その有名クライマーの方は
特に反論することもなく
笑って飲んでいましたね。

私はその時は、黙っていましたが、
その有名クライマーのおっしゃったことに
理屈抜きにとても共感できました。

私も、その有名クライマーの方ほどでは
ないかもしれませんが、
極限状態から生還したことが
何度かあります。

一番ひどかったときは、
手の指が全部凍傷にかかり、
幻覚と幻聴を体験しました。

幸い救助の手を借りることなく、
自力の生還を果たすことができましたが、
そのときのダメージから復帰するのに
3ヶ月以上かかりました。

でも、その経験をした後は、
明らかに自分が変わりましたね。

感情の起伏があまり無くなり、
激高するようなことも少なくなりましたし、
もちろんネガティブなことを考えることは
普通にありますが、そういった感情を
コントロールすることができるように
なったと思います。

とにかく人間はパニックに陥ると
ロクなことにはなりませんし、
自然と対峙しているときには特に
パニクることは命を落とす
一番の要因となります。

このような気質が、ビジネスに
有利に働くことがあるのかは、
自分には分かりませんが、
クライマーでビジネスに成功した方は
結構いらっしゃるようです。

私もなんとか成功して、
クライマー気質はビジネスにも
有効なんだよと、偉そうに
語ってみたいです(笑)

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